角川春樹事務所『先祖探偵』×NetGalley 谷中銀座を舞台にした連作短編集

 | # # # 2022年7月8日

先祖のルーツを辿り謎を解く新探偵登場!

□四六判並製/292㌻/定価1760円


【内容紹介】 「ひとりでも寂しくない。私はもっと、強くなれる」風子は、母と生き別れてから20年以上、野良猫のように暮らしてきた。今は東京は谷中銀座の路地裏で、探偵事務所をひらいている。「曾祖父を探してください」「先祖の霊のたたりかもしれないので、調べて」など、様々な先祖の調査依頼が舞い込む。宮崎、岩手、沖縄…… 調査に赴いた旅先で美味しい料理を楽しみながら、マイペースで仕事をしている風子。いつか、自らの母を探したいと思いながら……

 


テレビ東京 深谷守

テレビドラマ化の続く作者の新作。こちらも主人公の女性の設定が、極めてテレビドラマ的。依頼により人の先祖を辿っていきながら、同時進行的に自らの出生も探っていくというところはエンタテインメント的に面白い。

 

レビュアー 信賀由紀子

「先祖探偵」という聞いたことがない職業に興味を抱いた。依頼人の依頼理由も面白かったし、風子自身のルーツにも戸籍という物の重さを感じた。自分のルーツを辿ってみたいような気持ちにもなった。読みやすくてとても面白かったです。

 

レビュアー坂口

面白かった!一気読みは久しぶり。テンポもよくて、新たな領域だけに、興味をかきたてる、かきたてる!すぐにでも連ドラにしてほしい小説でした。ありがとうございました。

 

レビュアーなべとも

「前に進む手がかりは先祖にある!」。これは私が考えたキャッツコピーですが、全5話のミステリー小説を十分堪能しました。風子は、今後どのような探偵を見せるでしょうか。昌子さんの登場とともに続編を楽しみにしています!

 

レビュアー

法律の知識もいきているし、社会問題も提起している。どんなご先祖さまでもきっと見守ってくれている、そんな気持ちにさせてくれる良い小説でした。著者の引き出し、広い。アガサクリスティ並みに、いろんな探偵、シリーズ化しそう。

 

水嶋書房くずは駅店 枡田愛

面白い着眼点だな。先祖を辿る探偵。人はどうしても孤独ではいられず、どこなりか繋がりを持っている。それを味方にできるものは、味方にした方がいい。先祖がくれるものは、先見の明なのか、過去の遺物なのか難しいところだ。

 

東京大学生協 内山 博子

お墓に刻まれている名前しか知らない人たちですが、各々の人生がちゃんとあったんだな~と当たり前のことに気がつきました。自分のルーツについて、今までは気にしてなかったけど、私もご先祖様を辿ってみたいと思いました。

 

公務員 井上稔

今をときめく著者の本作は、社会派の香りのする作品に仕上がっているので、まず驚かされる。ひとりの娘の運命を狂わせた世の不条理をリズムよく描いている。本作の主人公も『元彼の遺言状』の剣持麗子のようになることを楽しみにしています。

 

図書館関係者 吉川美紀

面白くてイッキに読み終えました。風子ちゃんの「先祖探偵」の仕事にも、生い立ちにも、心がジーンとしている自分がいます。幸せのかたちに決まりはないですね!

 

図書館関係者 村上善美

読み進めるにつれ、面白さが加速する作品として、理想的な作り。連作短篇としての構成が非常に見事で感嘆させられました。子供から大人まで多くの方が読んで楽しめると思います。非常におすすめです。