
対談する北尾氏(右)と廣瀬さん
同書店は東京都杉並区のJR西荻窪駅近くの商店街で50年以上にわたり営業してきた独立系書店。昨年9月に地下のコミックコーナー(約30坪)をイベントスペースやセミナールーム、コミックの在庫倉庫に改装した。
イベントスペースは20坪ほど。シアター形式で30人ほどを収容でき、オンライン配信の設備も備えている。イベントは有料で、会場とオンラインのハイブリッド開催。店舗の従業員1名が配信などの運営を担当し、受付・決済はイベント管理サービス「ピーテックス」を利用している。
昨年は10月2日に第1回「花本武・粕川ゆき、村田活彦『いくつかの条件』発売記念」を開き、12月に2回開催。今年に入って1月に「『ジャムパンの日』『製本と編集者』ダブル刊行記念トーク」、2月には「杉並区長・岸本聡子と語ろう!『地域主権』でつくるミライトは?」と、「高知東生『土竜』刊行記念トークイベント」、そして『人生上等! 未来なら変えられる』の3回を開催した。
この日のトークイベントは会場の定員25人で、参加費はリアル参加が1650円、オンライン参加が1210円。
かつてレディース暴走族を結成し、覚せい剤売人として2度の逮捕・服役などの過去を持ち、いまは建設業を営みながら多数の元服役者を受け入れている廣瀬さんと、3年にわたり廣瀬さんを取材した北尾氏が対談。過去の経験や現在の従業員との関係、取材中のエピソード、出版に至った経緯などを語った。トークに続きサイン会も行われた。
今後は3月11日に「『出セイカツ記』刊行記念集会」、同25日に「『ラーメンカレー』『学校するからだ』ダブル刊行記念トークイベント」を予定している。