大泉洋さん主演の「新解釈・三國志」が12月11日公開!!
数ある三国志の本の中から、資料価値の高い本格的な本、ビギナーに最適な入門書などを紹介!
この本を読めば、映画が100倍楽しめる!!
マンガでわかる三国志
監修 渡邉義浩ほか/池田書店
A5判/256㌻/1280円
演義と正史をこの一冊で! マンガ+詳しい解説付き
なぜ歴史書で英雄とされている曹操は、物語では悪役として描かれるのか?本書は、歴史小説『三国志演義』をストーリーマンガで追いながら、歴史書『三国志』などをもとに、史実と英雄の素顔を解き明かす。
また英雄たちの名シーンや名言をマンガに凝縮し、読みたい場面をすぐに読むことができる工夫も凝らす。さらに「なぜ、中国の人々は関羽が好きなのか?」など、コラムも充実しており、第一人者渡邉義浩氏監修のもと、中国の歴史思想を研究する袴田雄一氏が解説する。
三国志ビギナーはもちろん、ゲームやマンガ、小説で親しんでいる人に特におすすめで、好きな英雄の意外な一面、明かされていない歴史的事実など、きっと新しい発見があるだろう。
三国志(潮漫画文庫)全30巻
横山光輝/潮出版社
文庫判/全30巻/本体 各巻648円
半世紀にわたり読み継がれるマンガ三国志の決定版!
巨匠・横山光輝が15年もの歳月をかけて描き切った本作は、シリーズ累計8000万部を突破する「マンガ三国志」を代表する作品で、吉川英治の『三国志』とともに、三国志本の古典であり、決定版として並び称される。
あまりにも有名な、劉備、関羽、張飛の3人が義兄弟の契りを交わす「桃園の誓い」から、曹操軍と孫権・劉備連合軍の死闘「赤壁の戦い」、孔明、周瑜、仲達ら、知略に富んだ天才軍師たちの手に汗握る決断と攻防など、個性豊かな登場人物の活躍や名場面、名台詞を余すことなく堪能できる。
およそ半世紀にわたり、子どもからも大人からも支持され続けている本作は、家に居ることが多い今こそ、「イッキ読み」に最適なシリーズだ。
学研まんが 三国志 全6巻
学研プラス
四六判/全6巻/152㌻~192㌻/本体980円~1300円
三国志ビギナーにオススメのまんがシリーズ
膨大な主要人物に、数多くの出来事が巻き起こる「三国志」の世界。その「壮大な歴史ドラマ」は三国志の醍醐味であるとともに、初心者が少なからず困惑するポイントでもある。
そんな三国志世界に親しみやすく、入りやすいように構成された『学研まんが三国志』シリーズは、『三国志演義』をもとに、物語の面白い部分を厳選。全5巻で全体の物語がわかり、スッキリとした現代風の絵柄で、子どもから大人まで一緒に楽しめると好評だ。
三国志に登場する人物や地図、故事成語などについてまとめた別巻『三国志ビジュアル英雄事典』も加えた全6巻を読み終えると、さらに他の三国志本にもどんどん興味が広がるという、まさに「ファースト三国志」に最適なシリーズだ。
三国志(全10巻)
吉川英治/新潮社
文庫判/全10巻/456㌻~536㌻/本体590円~670円
三国志と言えばコレ! 読み継がれるべき古典
時代小説、歴史小説の大家である吉川英治の代表的な作品であり、数多く出版されている三国志小説の中でも、古典中の古典として今なお人気を博す。
本作は三国志の壮大な世界観を味わえるよう、名場面の舞台や各巻の時代ごとの勢力図を記した「三国志物語地図」、主な出来事や登場人物の動きを時系列で把握できる「三国志物語年表」、内容への理解を深めるころができる「註解」などの附録も充実している。さらに本作の監修を務めた三国志研究家の第一人者・渡邉義浩氏による解説「もっと知りたい三国志」を全巻に収録する。
なおカバーイラストは、国民的ヒット作のゲームパッケージを数々手掛け、海外での評価も高い長野剛氏が手掛けている。
超ビジュアル! 三国志人物大事典
監修 渡辺精一/西東社
A5判/352㌻/本体1500円
87の英雄をイラストで紹介!大迫力CGで名場面を再現!
本書は大人から小学生まで、幅広い層に圧倒的な人気を誇る「超ビジュアル!歴史」シリーズの三国志版。曹操、劉備、諸葛孔明など、三国志に出てくる87名の英雄を「かっこいい」イラストで紹介。そのうち主要人物については、「知」「武」「運」「心」「人」の5項目を3段階で示すパラメーターも収載している。
映画などでも描かれる「赤壁の戦い」をはじめ、歴史的な名場面を大迫力のCGでリアルに再現するほか、さらに肖像画や史跡写真など、歴史資料なども多数収録。
また「三国新聞」や「おもしろコラム」など、豆知識ページも充実しており、知的好奇心を刺激する工夫も凝らしている。
※小学校中学年以上向き(ルビ入り)
入門こんなに面白かった三国志
渡邉義浩/大和書房
文庫判/272㌻/本体740円
演義では描かれなかった群雄達の実像に迫る決定版
日本人が愛してやまない三国志。魏の曹氏、蜀の劉氏、呉の孫氏という三人の皇帝が同時に立つ、中国史上初めて三つの国家に分裂した時代。国家、組織、人間の興亡を描ききった歴史エピソードの数々は、小説、漫画、映画から、果てはゲームまで幅広い媒体で親しまれている。
本書は、三国志研究の第一人者である著者が、「正史」と呼ばれる歴史書と小説の対比をしながら、新たな視点から「三国志」に光を当て、その魅力を紐解く。横山光輝や吉川英治の『三国志』など、すでに作品になじんでいる読者には、物語の歴史的背景がより詳しくわかる。逆に作品に無縁だった人には、マンガや映画への関心が高まる、入門に最適な一冊。
三国志事典
渡邉義浩/大修館書店
A5上製/388㌻/本体3600円
三国志演義事典
渡邉義浩・仙石知子/大修館書店
A5上製/376㌻/本体3600円
最新の研究とエピソードが充実!
学術と娯楽を兼ねた「姉妹本」
「三国志」には、魏を中心にまとめられた歴史書である正史『三国志』と、明の時代に書かれ、蜀の劉備元徳が主人公の小説『三国志演義』とがある。
それぞれの三国志の人物や歴史的な出来事など、各情報を凝縮した総合的な事典が、この『三国志事典』であり、『三国志演義事典』である。いずれも三国志研究の第一人者がまとめている。
特に『三国志演義事典』では、演義独自の創作部分は、書体を変えて示すなど、正史との違いが一目でわかるような工夫も凝らす。また挿入するイラストは、著者の渡邉氏が所持している和綴じの古い文献を撮影し、トリミングしたものを使用しており、文献的価値も高い。さらには諸葛孔明が持つ羽扇など、各人物が手にする武器や装飾品のエピソードにも触れており、好奇心をくすぐる構成だ。
2点とも人物や名場面など基本事項を網羅しているだけでなく、最新の研究も反映している。さらに各エピソードも興味深いものが多いことから、学術性と娯楽性を兼ねた「姉妹本」として好評で、併せて読み比べれば、演義も正史もより深く味わうことができる。
三国志に学ぶ人間関係の法則120
ペズル、田中チズコ/プレジデント社
四六判/272㌻/本体1300円
「人間関係」のヒントが満載!イラスト三国志で学ぶ啓発書
「三国志」と聞くと、武器を持って戦うオジサンたちを思い浮かべる人も多いかもしれない。
しかし、彼らの本当の戦いは戦場にはなく日頃の「人間関係」にあった。ひいきしたり、ごまかしたり、人のせいにしたり、気まずくなったり……そこにあるのは今と変わらない泥くさい人間たちの姿。1800年前も、人の悩みは「人間関係」であった。
本書は、そんな「三国志の物語」と「人付き合いのヒント」が学べる物語形式の啓発書。
映画「新解釈・三國志」同様、個性的なキャラクターにスポットライトを当てながら、『三国志演義』全120回の物語を紹介しており、「三国志」を知らなくても気軽に楽しめる1冊となっている。
三国志 研究家の知られざる狂熱
渡邉義浩/ワニブックス
新書判/215㌻/本体850円
研究第一人者の新たな解釈を知る!楽しむ!
これまでに120本以上の論文を書き上げてきた、三国志研究の第一人者である著者が、何を「問題」と考え、「研究」しているのか。その知られざる「裏側」と「狂熱」を徹底的に解説した1冊。
「劉備は諸葛亮を信頼していなかった」「司馬懿は夏休みの宿題のような詩をつくった」など、『三国志』および『三国志演義』の新たな考察が多数取り上げられ、まったく新しい視点で三国志を知り、楽しむことが出来る。
著者の渡邉義浩氏は、早稲田大学理事・文学学術院教授、三国志学会事務局長で、多くの三国志本に携わってきた。同社担当も「まさに三国志『新解釈』の一冊」とし、よりたくさんの読者へ届けていきたいと意気込みを見せる。