新型コロナウイルスの影響を受け、ZoomやTeamsなどのツールが一般的になったことで、「働き方改革」が進みつつある。
おそらくこの「新しい働き方」への流れは、コロナが落ちついた後も続くだろう。
今回、コロナ以降もスタンダードになるだろう、それらチャットツールやWEB会議ツールなどの活用法をまとめた本を紹介する。
『ビジネスチャット時短革命』
(越川慎司/インプレス)

今こそ「ビジネスチャット&ビデオ会議」を!
529社、約16万人が実践したノウハウを書籍化
新型コロナの影響で多くの企業がテレワークに取り組んでいるが、「メールではテレワークが全然回らない!」という声が多く聞かれる。なぜならばメールは「相手がメールを読んでいるかどうか」や「相手が在席中かどうか」が、まったく分からないからだ。SlackやTeams、Googleチャットなどのビジネスチャットであれば、堅苦しいあいさつなどを抜きに、必要な要件だけをリアルタイムでやり取りできる上、相手がオンライン(在席中)かどうかも一目瞭然でわかる。
本書は、未だ多くの企業が依存しているメールから「脱メール」を果たし、ビジネスチャットとビデオ会議を導入・活用するための手引書で、テレワーク時代に欠かせない「新しい働き方」が満載の1冊だ。
□A5判/184㌻/本体1600円
『テレワークの切り札!Office 365 Teams即効活用ガイド』
(著:岩元直久/監修:天野貴之/日経BP)
テレワーク入門書の決定版!
「Teams」の導入から活用までを解説
テレワークや在宅勤務を余儀なくされる中、ビデオ会議やグループチャットを気軽に実践できるツールとして、耳目を集める「Teams」。本書はその活用ノウハウを、フルカラーかつ豊富な図版や画面紹介で解説する入門書だ。「Teams」は、教育機関でも遠隔授業ツールとしての活用が始まっており、本書ではその活用例も取り上げる。
4月22日取次搬入の本書。在宅勤務体制の広がりにともない、「Teams」への関心も高まったことから、発売前に3刷を決定するほどの反響だという。
担当編集者は「この本を編集していたおかげで、すんなりと在宅勤務に移行できた。テレワークにこれほど有効なツールはないと思う。ぜひ多くの人に参考にしてほしい」と語る。
□A5判/192㌻/本体1680円
『リモートチームでうまくいく』
(倉貫義人/日本実業出版社)
実践で得た知見を書籍化
新しいワークスタイルとマネジメント
著者の倉貫義人氏は、2011年から自ら経営する㈱ソニックガーデンで、リモートワークを実践。その試行錯誤の過程から得られたノウハウをまとめたのが本書だ。
「リモート飲み会」「リモート会議」「チャット」「論理出勤、物理出勤」「社長ラジオ」などのユニークな取り組みの数々は、座学や机上の理論にはない、リアルな説得力をもつ。
同社はソフトウェア・エンジニアの集団で、全員“ITスキル”が高いこともさることながら、むしろ彼らは“ヒューマンスキル”を重んじ、「対面ではないデメリット」を克服するため、さまざまな知恵と工夫を凝らしてきた。その数々の経験知は、新しいワークスタイルやマネジメントを考えるヒントになるだろう。
□四六判/216㌻/本体1500円
『動画で稼ぐ仕事術』
(木村博史/WAVE出版)
動画で稼ぐ時代の指南書!
コミュニケーションツールとしてのノウハウも網羅
5Gの普及と、誰でも簡単に編集制作できるツールが増えたことで、動画での情報発信がより身近な時代が迫っている。さらに、テレワークが推進され、オンラインでの会議やセミナーなどの機会が増えている中で、何よりも欠かせないのは、“動画”を操るスキルだ。
同書は、ビジネスでも動画が重要となってくる時代に対応し、稼ぐための動画の「作り方」と「使い方」を解説。「Zoom」をはじめとする、Web会議システムの使い方なども取り上げ、営業活動だけでなく、事務作業の効率化や生産性の向上に活用できる情報を収載している。
副業や起業のヒントになった!と、読者からの反響も大きく、今とこれからの働き方のヒントにあふれた1冊だ。
□四六判/248㌻/本体1600円