ファッション誌の“ときめき” 時代を超えて感じてほしい
ファッション雑誌を読んだ時、ときめきを感じたことがある人は多いでしょう。あの感覚はきっと現代の女性も大正・昭和の時代の女性も同じで、時を超えて共有され続けていると思います。『マガジンロンド』は、創刊100周年を迎える架空の雑誌「RONDO」というかたちを通して、その“ときめき”が時を駆けてバトンのように、女の子の心から心へ渡っていることを感じてもらいたいと思って作りました。
マツオヒロミ先生の絵や世界観の魅力は、6年前に刊行した『百貨店ワルツ』を多くの書店員さんが応援していただいたことによって拡散されていきました。今回も多くの書店様からご期待の声をいただき心強く感じております。
お客様にはぜひ「紙の本」で買って、本棚に置いておいていただきたいですね。そして、何十年か後にその子や孫がおばあちゃんの本棚の『マガジンロンド』を見つけ、また“ときめき”を感じてくれたら…と願っております。

漫画出版部部長 森川和彦
目標は年明けに4万部!コミックコーナーでの展開が効果大
実業之日本社は、12月1日に初版2万部で『マガジンロンド』を刊行し、事前注文が殺到したことで、発売前に急きょ3000部を重版した。2万3000部で発売を開始し、さらに5000部重版。現在、3刷2万8000部に達し、年明けには4万部の大台を狙うという。
マツオさんはTwitterフォロワー数17万人超のイラストレーター。2016年の商業デビュー作『百貨店ワルツ』は、発売から2カ月間、毎週5000部の重版が続くロングヒットを記録し、現在では17刷7万5000部のベストセラーとなった。
前作に続き、今作も画集としてではなく、コミック・漫画のコーナーでの展開に注力。コミック&イラスト集と銘打ち、親和性の高いファン層にアプローチする戦略だ。
パブリシティ展開では認知度の向上を狙いながらも、作品のイメージを崩さない広告出稿を行う方針で、12月5日から2週間に渡り、東京メトロの銀座線・丸ノ内線・日比谷線のツインスター(ドア横B3ポスター)を掲出。また、12月12日から1週間、銀座駅の掲出スペースで大型ポスターを貼り出す。
なおマツオさんの出身地、島根県の地元紙「山陰中央新報」、岡山県の「山陽新聞」の12月10日付1面に3段の広告を掲載する。

販促用のポスター