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株式会社アリス館 編集と営業結ぶ部署を新設 書店支援のため情報提供に注力

 絵本を中心とした児童書を出版するアリス館は、クリスマスシーズンに向けて書店に商品案内を始めているが、昨年新設した販売企画部で作成したチラシ類が好評だ。書店環境の変化に合わせた販促に取り組むとともに、新たな倉庫会社と取引を始めるなど流通体制の整備にも取り組んでいる。『はみがきれっしゃ』30万部に 同社は田辺直正代表取締役社長を含めると10人。年間40点ほどの新刊を刊行し、稼働点数は…続き

株式会社金芳堂 多くの同業他社推奨が新システム導入決め手

医学書で知られる金芳堂(京都市)は、光和コンピューターのシステムを導入し、今年から本格稼働している。旧システムは多少の不具合は発生していたものの、コスト面を考慮すれば継続稼働に支障はなかった。しかし、複数の医学書系出版社が光和のシステムを円滑に活用していることを知り、導入を決めた。 医学書専門に京の地で75周年 創業者の小林鐵夫氏(1925年~94年)は、両親が早くに他界…続き

【料理レシピ本大賞2022】料理部門大賞・お菓子部門大賞、担当編集者が語る「作家と作品」

料理部門 大賞ライツ社『リュウジ式至高のレシピ』リュウジ 「出版するからには『至高のレシピ』は絶対に大賞を獲らなければいけない」と、ずっと思ってきました。それはこの本が、著者であるリュウジさんがいちばん出したかった本だからです。 リュウジさんがTwitterで初めてバズを起こしたのは2017年、そこから「自炊の楽しさを伝えたい」という思いのもと、まずは読者の料理へのハードルを徹底的に下げる発信…続き

株式会社大月書店 時代に応え歴史の力を積み重ねる

大月書店はこのほど光和コンピューターの出版ERPシステムを導入し、作業の時間短縮や効率化を実現した。『マルクス・エンゲルス全集』『レーニン全集』などで知られる同社は、1946年の創業以来、社会科学系の専門書を中心に出版活動を続けてきたが、リモート勤務やオンライン受発注など変化への対応も続けている。 時代の要請に応える出版活動 同社の刊行点数は、書籍が64期(2020年…続き

凪良ゆう『汝、星のごとく』(講談社)  オンライントークショー9月7日開催

  講談社は8月2日搬入発売で、凪良ゆう氏の最新刊『汝、星のごとく』を刊行した。本作は2020年刊行の『滅びの前のシャングリラ』以来、約2年ぶりの長編作となる。 本作は愛媛県今治市の瀬戸内を舞台に、複雑な家庭環境にある高校生の暁美と櫂が惹かれあいながらも、すれ違い、そして成長していく物語を描いた。「変質している恋愛感情を通した人の成長や人生そのものを描きたかった」と凪良氏。発売を…続き

株式会社有斐閣 蓄積した資産を次代に引き継ぐ老舗出版社

  『六法全書』をはじめとした法律書で知られる有斐閣は、5年後には150周年を迎える老舗出版社だ。『ジュリスト』など専門雑誌や大学教科書・法律実務家向け書籍など多くのシリーズを刊行するほか、これら出版資産をデジタル化し電子版やウェブでの提供にも力を入れている。 同社は1877年に古書店として創業。法律を中心とする学術分野でおよそ1万3000タイトルの書籍を刊行してきた。「法律…続き

五十嵐律人氏の最新刊『幻告』(講談社)  オンライントークショー8月25日開催

   講談社は7月25日に、五十嵐律人氏の最新刊『幻告』を発売した。同書は現役弁護士作家である五十嵐氏が新たに挑んだ、タイムスリップ×リーガルミステリー。 初めて挑戦した特殊設定でもあり、「不安はありましたが、ストーリーを考えるうちに実は裁判とタイムスリップは、親和性が高いということに気づきました」と五十嵐氏は話す。またプロモーションについて、冒頭50ページ分の試し読みを公開…続き

料理レシピ本大賞2022一次選考通過作品特集

7月8日

 加藤 勤実行委員長(ブックスタマ社長)からのコメント 今年で9回目を迎える料理レシピ本大賞ですが、おかげさまで全国4600店舗が入賞フェアに参加するまでに浸透しました。今年も144アイテムがエントリーされ、出版社様の受賞に向けた熱い思いを感じます。9月6日にリアルとオンラインを合わせた形で発表会を開催する予定です。今年も料理レシピ本大賞にご注目ください。&nbs…続き

LOL「日本のマンガ・絵本をウクライナ語に翻訳して届ける」プロジェクトが始動

6月14日

    株式会社LOLは、「ウクライナ難民の子達にマンガ・絵本を届ける企画」のクラウドファンディングを6月5日18時より開始する。娯楽の提供が少なく、辛い日々を送るウクライナ難民の子ども達が、少しでも笑顔になることを目標に掲げている。   同プロジェクトは、「ウクライナ難民向けの漫画・絵本の特設サイト」に寄稿された漫画を掲載し、同時に、「ウクライナ語のサイト」を作成して掲載…続き

『カラー 世界 パンデミックの記録』西村書店

# #6月10日

 注文書PDFのダウンロードはこちら Messageコロナ禍で変わりゆく世界の瞬間をとらえた写真集 本書は、三大通信社のAFP通信が2020年の年明けから、世界中で撮影した風景と人々の写真481点を収めた「写真集」です。 刊行後は、年配の読者からの問い合わせが多い印象ですが、コロナ禍はすべての年代の人が直面してきた出来事なので、特に学生などの若い読者にも届くと嬉しいで…続き